金融系ITストラテジストのブログ

金融とはおよそ関係のないおもにデジタルガジェットに関する記事を書きます。

発売日以降毎日身につけていたApple Watchを外した日

このブログは以下の場所に移転しました。

 4月24日の発売日以降、毎日欠かさず身につけていたApple Watchを外し、8ヶ月振りに元の自動巻の機械式時計に戻してみましたので、レポートです。

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Apple Watchのメリット・デメリット

 Apple Watchを着けていると、気づいた人からは必ず「Apple Watchで何をしていますか?」と聞かれます。そういう時には答えに窮してしまうのですけれど、概ね以下のようなことがポイントだと思います。

【使える点】iPhoneを取り出さなくとも通知を確認できる

 結局はこれに尽きると思います。スマホを取り出すのが憚られるような相手との面談中などに重要なメッセージが届いた時に、さりげなく確認して次のアクションを考えるといった使い方で、これは非常に便利です。

 しかしながら、実際にはそれほど重要でないメッセージも頻繁に届くし、かといってメッセージを絞り込むとApple Watchの意味がないといったジレンマに陥ります。

 また、実際には仕事柄・性格柄会議中にも堂々とスマホを取り出して見てしまうし、Apple Watchがどうしても必要なシーンが少ないのです。

【使えない点】利用には両手が必要

 上記の様なシーン以外では、移動中の利用が便利です。メッセージの確認の他、次の予定までの時間や近くのコンビニの確認などに使っていました。

 しかしながら、重いカバンを片手に持ったままで使用する時など、実際にはApple Watchが操作できない時が多いのです。周囲に人がいないときであればともかく、満員電車の中など、わざわざカバンを持つ手を持ち替えたり出来ないケースが多いのです。

【使えない点】実際に使えるアプリが無い

 8ヶ月待ってみましたが、Apple Watchの特性を活かしたアプリにはお目に掛かりませんでした。また、機能やアイデアは良かったとしても、起動するまでに時間がかかったりで、それならiPhoneを取り出して同じアプリを使った方が早くて便利といったシーンがほとんどです。

【使えない点】時間を確認するのがワンテンポ遅れる

 Apple Watchでも腕をあげれば、時計を表示してくれます。しかし、表示するのがワンテンポ遅れるし、やり方がまずくて表示されないときは指でタップしたりと、面倒なのです。忙しいときには、これが意外とストレスです。

Apple Watchを外したきっかけ

 先月、ワイヤレストラッカーのJawbone UP24をUP3へ変更したのがきっかけとなりました。

 このUP3は、Apple Watchと同様に活動量計に心拍数センサーが付いており、一日中着けたままでもバッテリーが4〜5日は持つのです。睡眠時も装着しておけば、睡眠のトラッキングも自動でやってくれるのです。最初は、Apple Watchの充電中の予備機みたいな位置づけで考えていたところ、Apple Watchのアプリが使えないのなら、UP3と普通の時計でいいんじゃないか?と思い始めたのです。

 また、UP24からUP3に変更して、デスクに手を着けたときの感覚や着替えの時に引っかからないなど、装着していることを意識しなくなった事も大きな理由です。

hoshinoji.hatenablog.com

 Apple Watchを外してみて

 今のところ不便な点がありません。元々、Apple Watchでないと出来ないことはないので、下手なストレスがないだけ、意識しなくて良いと思います。

今後のApple Watchへ期待すること

 しかしながら、Apple Watchをはじめとするウェアラブル端末は、スマホやタブレットなどのように意識して使うのではなく、無意識に活用できてしまうというのが方向性ではないかと個人的に思っています。

 今は不便な点が目立ってしまい、メリットを十分に活かせない状態だけれども、今後のハード・OSの進化やソフトの充実等により改善していく可能性が高いと感じています。同じ事がスマホやタブレットで出来るんだけれども、Apple Watchを持っている方が何故か便利でスマート。そのようになることを期待して、次のApple Watchを待ってみたいと思います。