金融系ITストラテジストのブログ

金融とはおよそ関係のないおもにデジタルガジェットに関する記事を書きます。

Dropboxの2段階認証に“Yubico セキュリティキー”を使う方法

このブログは以下の場所に移転しました。

 先日、1Passwordを使ってDroboxに2段階認証の設定をする方法についてご紹介しました。

hoshinoji.hatenablog.com

 

 上記の方法でも十分にセキュリティレベルは高く、かつ無くした時の代替デバイスも確保できるのですが、MITB攻撃に遭ってしまうと防ぎきれません。

 今回は、USBポートに差し込むセキュリティキーを使って、Dropboxのセキュリティを更に向上させる方法についてご紹介します。

“Yubico セキュリティキー”とは

どんなデバイス?

 Dropboxは、FIDO U2Fという規格のハードトークンに対応しているらしく、これに準拠したセキュリティキーが“Yubico セキュリティキー”です。

 “Yubicoセキュリティキー”は、単3電池に比べて少し短いくらいのUSBデバイスで、本体中央付近にある鍵マークの金属端子がポイントです。

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どこで買う?

 私の場合、amazon.co.jpで購入。海外サイトから直接買うことも出来るようですが、送料や到着までの時間を考えると、結局、国内の業者から購入する方が良いと思いました。

  値段も3千円台半ば(記載時点)と決して安くはありませんが、中に入っているデータを安全に使うための安心料としてみるしかないと思います。

Yubico セキュリティキー FIDO U2F準拠

Yubico セキュリティキー FIDO U2F準拠

 

 どうやって使う?

 DropboxのWebサイトに普通にログインすると、セキュリティキーの挿入が求められるようになります。

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 この際に、あらかじめ認証されたセキュリティキーをUSBポートに差し込み、なおかつ本体の「鍵マークの金属端子」をタップしなければならないのです。

 これだと仮にMITB攻撃を受けたとしても、攻撃者はそもそも認証キーをPC側に送り込むことが出来ないし、なおかつ金属端子のタップは人的な行為ですので、かなり安全性が高いと言えると思います。

 設定方法は?

 DropboxのWebサイトから設定します。

 ただし、「Google Chrome」でしか設定できませんのでご注意を!

DropboxのWebサイトにログイン

 DropboxのWebサイトにログインします。このとき、ワンタイムパスワード方式の2段階認証が設定されている必要がありますので、まだの方は以下の記事を参考にして下さい。

hoshinoji.hatenablog.com

設定画面を開く

 画面右上の自分の名前をクリック後、「設定」をクリックします。

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セキュリティキーの「追加」をクリック

 2段階認証の一番下に「セキュリティキー」の項目がありますので、「追加」をクリックします。

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パスワードを入力

 固定のパスワード入力します。 

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「設定を開始」をクリック

 まだこの段階では“Yubicoセキュリティキー”を差さないで下さい。

画面にある「設定を開始」をクリック。

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“Yubicoセキュリティキー”を差し込む

 以下の画面になったら、“Yubicoセキュリティキー”をUSBポートに差し込み、「キーが差し込まれました”をクリックします。

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本体の鍵マークをタップ

 セキュリティキーのスキャンが開始されますが、このとき“Yubicoセキュリティキー”の鍵マークの部分が光っていますので、金属端子をタップします。

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登録完了

 登録完了です。

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