金融系ITストラテジストのブログ

金融とはおよそ関係のないおもにデジタルガジェットに関する記事を書きます。

マグネットで簡単脱着可能な「マグネットケーブル」がようやく届いた!

このブログは以下の場所に移転しました。

 クラウドファンディングサービス“Makuake”で支援を募っていた「マグネットケーブル」プロジェクト。遅れに遅れたもののやっとのこと届いたのでレポートします。

華々しくスタートしたプロジェクトだけれどもグダグダな幕引き

 2月末または3月中には届くと案内されていた「マグネットケーブル」。Lightningケーブルまたはmicro USBケーブルの端子部分がマグネットになっており、脱着が簡単でストレスフリーな点が魅力。

 私も年初の1月には応募を決めました。プロジェクト全体としても30万円の目標金額に対し2,000万円近くを集める等、入口としては大成功のプロジェクト。

 ところが、発送が遅れに遅れ6月になった上に、製品の質もよくない模様。

 クラウドファンディングなのでこういうものだと割り切ってますし、アメリカのサービスではもっとひどい目にあっているのでビックリもしないし、日本人の方がよっぽど良心的とは思いますけれどね...

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Lightningケーブル版 2個が届く

 私はiPhoneとiPadの充電がメインとなるのでLightningケーブル2個を注文。2個で3,940円(税込)なので1本あたり約2千円。 

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Apple認証未取得のケーブルにも関わらずお値段は高め 

  実はこのケーブルは、Appleの認証を取得していないとのこと。にも関わらず1本2,000円弱ということですが、例えばAnkerの認証取得済のプレミアムLightningケーブルは執筆時点で850円(参考価格は1,999円)。マグネットの有用性があればまだガマンできるのですが。

 一応、認証に係る不具合が生じた場合には、不良品として返金または交換するとのこと。この辺は誠意を感じますね。 

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早速開封・中身を確認

 端子部分のロゴ「iina-いのべ」ってのがちょっと間抜けな感じで、上の大きなロゴのみでよかったんではないかとも思います。ケーブル部分は、ラバー感の強い安っぽいゴムです。マグネットを差し引けば、決して2,000円のケーブルには見えませんね(笑)

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ケーブルの途中にはデータ通信/充電を切り替えるスイッチ付き

 ケーブルの途中には以下のようなスイッチがあります。データ通信と充電とのモード切替が可能で、充電モードの時は約2倍のスピードで充電出来るそうです。

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iPad Air 2で使用してみましたが...

早速メッセージが表示される

 iPad Air 2に差した直後に認定されていない旨のメッセージが表示されました。

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同期はしっかりできる模様

 メッセージは表示されるも、iTunesからはiPad Air 2がちゃんと認識できている模様。同期させてみると問題なく進捗するし、現時点では使えています。

Duet Displayは使用できないみたい

 iPad Airは、Thunderbolt Displayの下に置いて、Duet Displayを使ってサブディスプレイ化しています。いつもは、Ankerのケーブルを使用しているのですが、これを「マグネットケーブル」に差し替えてみたところ、Due Displayが認識しなくなりました。

 ケーブルを元に戻すとちゃんと認識するので、やはり「マグネットケーブル」が原因のようです。

iPhoneでは使いたくない

 iPad Air 2では使い物にならないことが判明したので、私の場合はiPhoneかiPad Proでの使用する道を探る他ないのですが。iPhoneは自宅/会社/モバイルとそれぞれで充電するので、このケーブルを最低3本用意することになるので躊躇します。また、1本を持ち歩くのは製品の耐久性の観点で無理だと思います。

 従って、この製品の使用に向く人は、充電または同期する場所が固定な人になるのではと思います。ただし、Appleの認証が無いという点がマイナスポイントではあります。

プロジェクトオーナーには今後も頑張って欲しい

 一見魅力的に思えても、実際使ってみると思ったようにはならなかったこの商品。選ぶ側の眼力も問われます。このケーブルは、誰かにあげてしまおうと思います。

 しかしながら、プロジェクトオーナーは相当に努力と苦労されたと思いますので、今後のご活躍を期待したいと思います。